ネットショップでの買い物が一般的になって久しいですが、ショップの立場からみると、開設するだけでは、購入者を引き寄せる=集客は難しいのが現実です。
対策の1つにSEO(検索エンジン最適化)という手法があります。検索結果の表示順序にも影響するため、重要です。今回は、SEOについて記述します。

こちらのページの概要について

【SEOとは】

「Search Engine Optimization」の略称で、日本語にすると「検索エンジン最適化」です。
わかりやすくいうと、Webサイトのコンテンツ(内容)を、Google等の検索エンジンが理解しやすいようにページを作成して、検索結果を上位表示させるプロセスをいいます。
上位表示させる要素としては、キーワード、コンテンツ(内容)の最適化、リンク、ユーザーエクスペリエンスの向上などがあります。

【ネットショップにおけるSEOのメリット・デメリット】

【メリット】

●検索エンジンからの流入は、広告費をかけずに集客が見込める
●キーワードによっては、購入意欲が高いユーザーを集客につなげられる
●検索結果の1ページ目に表示されるサイトを信頼する傾向があり、検索結果上位に表示されることは、購入にもつながりやすく、信頼性向上にもつながる
●同じ商品を販売している競合店が多い場合、SEOを適切に活用すると優位性を得られ、差別化を図れる

【デメリット】

●即効力はなく、効果が現れるまでに時間がかかる
●検索エンジンのアルゴリズムの変更により影響を受けやすい
●効果的なSEO対策には、最新情報のキャッチアップや技術的な知識など専門知識が必要

【具体的に気をつけること】

1.キーワードをリサーチ

まず、メインのキーワードを決め、キーワードといっしょに検索するであろうキーワードや、関連のあるキーワードもリサーチします。 
言い換えると商品やサービスに関連するキーワード、購入者が検索しそうなキーワードやフレーズをリサーチする、ということで、例えばこんな感じです。
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キーワードプランナーなどのツールを使用したり、検索ボリューム(そのキーワードがどのくらいの数で検索されているのか)を意識して、 適切なキーワードを選びましょう。

2.高品質なコンテンツ(内容)

リサーチしたキーワードは商品ページやブログ記事などに盛り込み、ユーザーのニーズや興味にこたえるような情報を提供しましょう。商品ページの説明以外にも、レビュー、FAQなどもSEOにおいて要素の1つになります。

3.ページの構成

ページの最適化を意識した構成は、評価に直結するためとても重要です。
●タイトル
検索結果で最初に目に入る部分なので、キーワードを入れるなど、クリックしたくなるようなタイトルに工夫しましょう。
●見出し
H1、H2、H3(タイトル、見出し、小見出し・・・)は、見た目のわかりやすさを左右します。キーワードを含めた見出しにして、コンテンツを整理しましょう。
●画像の最適化
画像を保存する時のファイル名やALTタグにキーワードを含めておくと、画像検索でヒットする可能性があります。
●内部リンクの活用
店舗内の関連ページへのリンクを設けることで、ユーザーがサイト内をスムーズに移動できるようになります。これにより、ユーザーの使いやすさが向上し、サイト全体の評価も上がり、結果としてSEO効果が高まります。

4.モバイル版を意識したページデザイン

スマートフォンやタブレットからの購入が増加していることから、Googleはモバイル版のサイトを優先的に評価しています。
パソコン、スマートフォンでもページ崩れなど起こさないレスポンシブデザインを採用し、様々なデバイスで快適に閲覧できるサイトを構築しましょう。

5.ページの表示速度

ページが表示されるまでの速度が遅いと、離脱率が高まります。購入の機会を喪失してしまうだけでなく、SEOにも悪影響を及ぼします。画像を圧縮する、キャッシュを活用するなど工夫して速度を早くすることを意識しましょう。

まとめ

SEO対策は、アルゴリズムの変更などにより、先日まで上位表示されていたのに、今日はかなり順位が落ちている、、ということがあります。
1度やればいいというものではなく、これが正解、といえるものはありません。定期的に見直しをする、変化をキャッチできるようにしておく、などできる限りの対策は必要です。

ネットショップが繁盛するための対策は、費用や時間が限られる中で行うことになります。
「人にしかできないこと」に注力できるよう、受注管理など、システムができることはシステムに任せましょう。

また、速販UXに関する資料請求やお見積などは、下記よりお気軽にお問い合わせください。