ネットショップ運営で、時間と手間がかかる作業の一つが、返品・キャンセル処理ではないでしょうか。
件数が増えるほど、顧客対応や在庫の戻し入れ、システムへの入力作業に追われ、本来の業務に手が回らなくなってしまいます。
今回は、返品・キャンセル処理を円滑に進めるための注意点などをご紹介します。
目次
■返品ポリシーの明確化
まず、返品・キャンセルポリシーを明確に定めることが大切です。
返品可能な期間、条件(未開封、未使用であることなど)、返送方法、返金にかかる日数などを具体的にサイト上に記載しましょう。これにより、購入前に安心して商品を選ぶことができますし、規約が明確であれば、トラブル発生時にも冷静に対応しやすくなります。
■迅速かつ丁寧な対応
購入者から返品やキャンセルの連絡があった際は、迅速かつ丁寧な対応を心がけましょう。
返信が遅れたり、対応が不誠実だと感じられたりすると、購入者に不信感を与えてしまいます。それが原因で二度と利用してもらえなくなったり、良くないレビューに繋がる可能性もあります。
連絡を受けたら、まずは謝意を伝え、次に具体的な手続き方法を案内しましょう。自動返信メールなどを活用して、対応の初動を早くするのも効果的です。
■返品・キャンセル処理を自動化すると良い理由
自動化すると良い理由の前に、返品やキャンセル時の具体的な処理作業を挙げてみます。
1.購入者への連絡
電話なのかメールなのか、すぐに解決できるのか、連絡が取れずに数日かかるのか、などそれぞれ対応が異なります。お金に関わることなので、購入者への対応は慎重に行わなければなりません。
2.各ECサイトの管理画面での操作
注文情報は、購入者に対して購入時の決済方法で返金、キャンセル処理が必要です。
例えばクレジットカードで決済された場合、カード毎にそれぞれ締日があるため、タイミングによっては、購入者は一旦支払いが発生、翌月返金される、ということも発生するかもしれません。
3.在庫数を戻し入れ
適切に在庫数を戻し入れないと、「在庫切れ」による販売機会喪失や、実際には在庫がない商品を販売してしまう「売り越し」を引き起こすリスクがあります。
次に自動化すると良い理由として、
人為的ミスの防止
手作業での処理は、どうしてもミスが起こりがちです。
例えば、在庫数の戻し忘れや、返金処理の金額間違い、顧客情報や注文ステータス更新の漏れなどが考えられます。これらのミスは、購入者の不信感につながり、ショップの信頼を大きく損ねる可能性があります。自動化することで、こういったヒューマンエラーをなくし、正確な処理を確実に行うことができます。
業務効率の向上と時間短縮
返品やキャンセルの処理は、購入者への連絡、各ECサイトの管理画面での操作、在庫数の修正など、複数の作業を必要とします。件数が増えるほど、これらの作業に多くの時間を奪われ、本来の業務(商品企画、マーケティング、集客など)に集中できなくなります。自動化できるシステムを導入すると、これらの煩雑な作業をシステムが代行してくれるため、大幅な業務効率化と時間短縮を実現できます。
顧客満足度の向上
購入者が返品やキャンセルを希望する場合、迅速かつ正確な対応がとても重要です。
自動返信メールや自動での在庫調整機能などを活用することで、連絡の初動を早めたり、スムーズな返金・再販対応が可能になります。これにより、購入者を待たせることなく、安心して手続きを進めてもらえるため、結果として顧客満足度を高めることができます。たとえ返品・キャンセルであっても、丁寧でスムーズな対応は、ストアの評価を上げ、リピーターになるきっかけになることもあります。
■ 「速販UX」で在庫数を連動する
EC一元管理システム「速販UX」は、ネットショップ間の在庫数を連動する機能があります。
「受注ステータス変更時の在庫連動機能」を利用すれば、管理画面で注文をキャンセル処理するだけで、各モールの在庫が自動で戻ります。手動で在庫数を修正する手間とミスをなくし、正確な在庫管理を維持することが可能です。 これにより、返品・キャンセル対応にかかる時間を大幅に削減し、本来の業務である商品開発やマーケティングに集中することができます。
「速販UX」の導入は、単なる業務効率化に留まりません。ミスのないスムーズな対応が顧客満足度を向上させ、リピーターを増やし、結果としてストアの売上向上に直結します。この機会に、ぜひ「速販UX」の導入をご検討ください。
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